アルバム情報




ブラジル最高のメロディーメーカー/グルーヴ・マスター、マルコス・ヴァーリ、「コントラスツ」以来約7年振りとなる最新オリジナル・アルバム!
純然たるソロ・アルバムとしては7年ぶりとなるCDを前に、おもわず深呼吸をしてしまった。長い歳月を経て生まれたものにふさわしい手応えと輝きがあるからだ。そういうブランクを微塵も感じさせないところに価値を見出すひともいるが、そうではないとぼくは考えている。それだけの沈黙を守るからには深い理由がなければならない。マルコスは7年間の思いの丈をここに表出している。それもただ出すのではない、美しく、ときに激しく、そしてそれが最終的にはアーティスティックに表現されている。1964年のアルバム・デビュー以来、ブラジルのポピュラー・ミュージック・シーンを牽引してきた重鎮にふさわしい営為といっていいだろう。いまでこそ若者に広く浸透するブラジル音楽だが、その功績にジョーの名前を外すことはできない。彼がブラジル現地で発掘してきたレコードは定番のボサノヴァ、サンバばかりでなかった。マルコスでいうなら「Summer Samba」みたいな名作ばかりでなく、「Democustico」のようにメッセージ性の強いものだったりもしたのだ。当時ですら埋もれた曲が長い時空を旅し再評価されることなど、アーティストすら予想できなかったのではないか。97年の『Nova Bossa Nova』を皮切りに、『Escape』(2001)、『Contrasts』(2003)と、マルコスがFar Outにアルバムを残していくのも納得できる。そして、7年ぶりとなるこの大切な作品も…
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